小豆島を元気に!日本の皆さんを元気に!しょうどしま長命草プロジェクト

香川大学医学部薬理学 教授 香川大学医学部附属病院 糖尿病センター 副センター長 西山 成先生

世界一ヘルシーな長命草入りのうどんで 、健康的な食生活モデルを発信!

基礎臨床研究棟

香川県のために研究をする、それが私たちのミッションです。

 国立大学法人である香川大学は、香川県のために地域活性化をしていくという大きなミッションがあります。そのために地域の方からの要望をわれわれ教員に伝えるという専門の部署があるほどです。2016年にその部署から長命草の効果を調べてほしいという話がきました。長命草の話を聞いて一番驚いたのは、あの飲みやすいとは言えない青汁のおよそ二杯分ぐらいが、長命草入りうどん一玉に含まれているということ。それが大きなインパクトでした。
 しかも長命草は痩せている土地でも育つと聞いています、今後、醤油、オリーブに次いで小豆島の大きな産業になればという思いで引き受けたんです。

長命草入りのうどんの血糖値抑制効果を証明。c

 ご存知のように香川県はうどん県です。長命草の粉末を練り込んだ「長命草さぬきうどん」という商品もあります。それならば、うどんに長命草をいれて食べるとどう健康に良いのかということを検証してみようと。そこでラットを使った動物実験をしました。
 実験に使ったのは全部で30匹。10匹はうどんだけ、もう10匹は少しだけ長命草を混ぜたうどんを、最後の 10匹は人間が食べる量の分だけ長命草を混ぜたうどんを与えました。
 結果は最後のラットが血糖値の上がり具合が少ないということがわかりました。よく皆さんも食事をする際に、野菜から食べましょうと聞くでしょう。これは先に食物繊維をとることで、うどんのような糖質を食べても吸収が緩やかになり、血糖値が上がりにくくなるということなのです。同じようなことが、この実験でも数値として証明できました。まだ血液や組織の解析も残っていますが、これから成果をまとめて学会で論文を発表しようとしているところです。

糖尿病キャンペーンでの苦い思い出。

 香川県ではいま糖尿病が大きな問題になっています。
 うどんを食べ過ぎだからなのかはさておき、他の県民よりも食べていることは間違いありません。以前、糖尿病の患者を減らすキャンペーンを5年間やったことがあります。過去では糖尿病が原因で亡くなる方が全国ワースト1位だったのに対し、現在ではワースト3位からは外れています。糖尿病受診率も香川県は上位であると成果は少しずつ出てきてはいるのですが…。
 そのキャンペーン中に苦い思い出があって(笑)。
 サンポートで糖尿病のイベントを開催したときに、サラダうどんを提案したんですが、これが散々な結果に終わりました。ものすごく評判が悪くて(笑)。あの頃から美味しくて食べれて、かつ食物繊維がたくさんとれるうどんがあったら良いなと思っていました。「長命草さぬきうどん」は青臭ささも少なく食べやすい。だから私にとっては、5年前のサラダうどんのリベンジでもありますね。このうどんが夢を叶えてくれました。

長命草の効果を証明していく、それが私たちの役割です。

 今後は、塩の入っていない無塩うどんで長命草入りの世界一ヘルシーなうどんをつくってほしいとリクエストしています。太り過ぎで困っている人たちは日本だけでなく、世界中にたくさんいます。アジア圏でも食生活が豊かになるにつれて、どんどん糖尿病が増えるだろうと言われています。また、塩を摂り過ぎて高血圧を生じる人工も世界レベルで増えています。
 我々が健康的な食生活のモデルづくりのリーダーシップをとっていかないといけません。香川大学では地元との連携を図り、社会貢献としてさまざまな取り組みを応援しています。このプロジェクトでは、長命草の健康への影響や効果を証明して、その力を実証することが何よりの役割だと考えています。

プロフィール

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西山 成先生
香川大学医学部薬理学教授
香川大学医学部附属病院 糖尿病センター 副センター長
香川大学研究担当学長特別補佐

1993年 香川医科大学医学部大医学科卒業。1999年 香川医科大学大学院医
学研究科博士課程修了。2007年より香川大学医学部薬理学教授就任。
糖尿病をはじめとし、高血圧・腎臓病・がんなどの生活習慣病の創薬を研究テーマとしている。

島の未来をかけて、新産業へ挑戦。「しょうどしま長命草」への挑戦。

「しょうどしま長命草」プロジェクトは、「まるごと小豆島」の叡智と協働により食で健康をかなえる取り組みです。

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